ベランダの照り返しで部屋が暑い?暑さ対策を仕組みから解説 | コラム(断熱リフォームの​豆知識)|補助金活用でお得に! | 堺市・大阪狭山市の窓断熱リフォーム専門店マドエコ

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ベランダの照り返しで部屋が暑い?暑さ対策を仕組みから解説

ベランダの照り返しで部屋が暑い?暑さ対策を仕組みから解説

日が高くなる季節、ベランダに出ると床からむわっと熱気が上がってくる。カーテンを閉めても、ベランダに面した部屋だけ暑い。その暑さの一因が「照り返し」です。

この記事では、ベランダの照り返しで部屋が暑くなる仕組みと、今日からできる工夫、窓そのものの性能を変える対策までを順に解説します。大阪の窓断熱リフォーム専門店マドエコがご案内します。

作成者 今井 淳雄(株式会社CRAFTED JAPAN 代表取締役・窓断熱リフォーム専門店マドエコ) プロフィール

作成日 2026年9月11日 最終更新日 2026年9月11日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分

ベランダの照り返しは、なぜ部屋を暑くするのですか?

ベランダの床が日射を受けて熱くなり、反射した日射と床の熱がベランダに面した窓から室内へ入るためです。

ベランダの床の多くはコンクリートやモルタルで、日射を受けると熱をため込みます。上から届く直射に加えて、床で反射した日射と、熱くなった床から立ち上る熱気が、窓ガラス越しに部屋へ届く。これが照り返しの構図です。ベランダに面した窓は掃き出し窓など大きな窓であることが多いため、熱の受け口も大きくなります。低断熱住宅のモデル試算では、冷房時に室内へ入る熱の約73%が窓など開口部からとされています(日本サッシ協会2025)。照り返しの熱も、最後は窓を通って入ってくる——ここが対策を考えるうえでの出発点です。

冷房時に住宅へ入る熱のうち窓など開口部からの割合が大きいことを示す横棒グラフ 図1 冷房時に室内へ入る熱の内訳(モデル試算) 窓など開口部から 約73% 壁・屋根・床など その他 照り返しで増えた熱も、室内へ入る経路は窓が中心です。 低断熱住宅のモデル試算(冷房時)。住宅の条件により異なります。 出典:日本サッシ協会 2025

夕方まで暑さが残るのも照り返しの特徴です。床にたまった熱は日が傾いてからも放出され続けるため、「日中より夕方のほうがベランダが熱い」と感じることもあります。西向きのベランダなら、夕方の低い日差しそのものも加わります。西日の悩みは西日のケーススタディで詳しく扱っています。

今日からできる工夫には、何がありますか?

「日射を床に届かせない」「床の熱を室内に入れない」の2方向です。どれも手軽に始められますが、効き方は条件次第で、管理の手間も続きます。

01すだれやシェードで、ベランダの床に届く日射を減らす。外側で遮るのが基本の考え方です

02床に敷物(人工芝・ウッドパネルなど)を敷いて、直射と床面の間に層をつくる工夫も知られています

03朝夕の打ち水。日中の打ち水は湿気がこもることもあるため、時間帯を選びます

04風の通り道を確保する。熱気がベランダに滞留しにくくなります

05「何時ごろ、どの窓の近くが暑いか」を数日メモする。対策すべき窓の優先順位が見えます

注意したいのは、これらの工夫の効き方を数字で保証できないことです。日当たり・床の素材・風通しで結果は変わります。また、日よけは毎年の設置と撤去、敷物は劣化と飛散対策と、管理の手間が続きます。道具選びの考え方と限界は窓の暑さ対策の記事で詳しく扱っています。

工夫を試すときは、「どの窓の暑さが変わったか」を意識して観察してみてください。ベランダ側の工夫で体感が変わるなら照り返しの寄与が大きく、ほとんど変わらないなら直射や窓そのものの性能が主役という切り分けができます。数日単位のメモで十分、次の対策の精度が上がります。

工夫で足りないときは、何を変えればよいですか?

熱の入り口である窓の性能です。ガラスを日射熱を反射するタイプに替える、内窓を付ける、窓ごと交換する、の3つが選択肢になります。

ベランダ側の日よけや敷物などの工夫と内窓やガラス交換など窓本体の対策を左右で対比した図 図2 ベランダ側の工夫と窓そのものの対策の違い 窓そのものの対策 ベランダ側の工夫 ガラス・窓の性能で熱を抑える 夏の暑さと冬の寒さの両方に働く 補助金の対象になる工事がある すぐ始められて費用が小さい 効き方は日当たり・素材の条件次第 毎年の設置・撤去や劣化の管理が続く 今年を工夫でしのぎつつ、窓本体の対策を並行して検討する形が現実的です。 効果の感じ方は住まいの条件により異なります。 出典:マドエコ(2026年8月時点の整理)

照り返しのように「反射した日射」が主役の暑さには、日射熱を反射するLow-E複層ガラス(遮熱タイプ)が理にかなった選択肢です。西日・夏の暑さ対策に使われるガラスで、ベランダの明るさや眺めを犠牲にせずに熱の入りを抑える方向の対策になります。ガラスの選び方はLow-Eガラスの完全ガイド、内窓の仕組みは内窓リフォームの完全ガイドで解説しています。

実例では、費用はどのくらいかかりましたか?

暑さ・西日を入り口にした内窓の実例では、補助金適用後の実質負担は1部屋規模でおよそ14万円台からでした。

暑さや西日対策の窓リフォーム実例における補助金適用後の実質負担額の幅を示す図 図3 暑さ対策の内窓実例の実質負担のレンジ 約14.1万円〜 77万円 1窓〜大型サッシまで、窓の数・大きさ・性能区分で1件ずつ変わります。 各事例の施工事例ページ掲載の実測値(堺市南区77万円は総額99万円−補助金22万円の計算値)。 出典:マドエコ施工事例(2026年8月確認)

大阪市住吉区の戸建てでは、西日が強く差し込む部屋にLow-E複層ガラス(遮熱タイプ)の内窓を設置し、総額34.3万円・補助金8.6万円・実質負担25.7万円。「ブラインドを買い替えるしかないと思っていたので、本当に助かりました」という声のとおり、日よけ用品の買い替えを繰り返す発想から抜けた例です。大阪市東住吉区のマンションでは「夏場はエアコンが全然効かなくて……」という悩みに内窓で対応し(総額約51.4万円・補助金37.3万円・実質約14.1万円)、「エアコンの効きが格段に良くなった」という声が寄せられています。

補助金は先進的窓リノベ2026事業が2026年8月21日時点で受付中です。補助額は「製品の性能×大きさ×建て方」で決まる定額の積み上げで、上限1戸100万円・下限1申請5万円。交付申請の受付は遅くとも2026年12月31日まで、予算上限到達で早期終了します(同日時点の予算執行は18%・概算値)。手続きは登録された窓リノベ事業者が代行します。詳しくは補助金まとめの記事をご覧ください。

費用の比べ方としては、「毎年の敷物・日よけの買い替えと管理でしのぐ夏」と「窓を1回替えたあとの夏」を同じテーブルに並べてみることをおすすめします。照り返し対策のグッズは1回の出費こそ小さいものの、劣化のたびに買い替えが続きます。補助金適用後の実質負担と並べて初めて、どちらが自分の家で合理的かを判断できます。

出典:相談内容・金額・お客様の声は各施工事例ページより(2026年8月確認・原文引用)。効果の感じ方は住まいの条件により異なります。補助金は公式サイト(2026年8月21日確認)。

うちの暑さは照り返し由来か、どう見分けますか?

ベランダと窓の条件、暑さの出方から、ある程度の見分けができます。次の6項目で、ご自宅の状態を確かめてみてください。

ベランダの照り返しチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個照り返し由来と断定できる材料はまだ少なめです。時間帯ごとの暑さの観察から始めてみてください。
2〜3個照り返しの影響を疑う価値があります。ベランダ側の工夫と窓の条件の確認を並行しましょう。
4〜6個照り返し+窓の条件が暑さに効いている可能性が高い状態です。窓側の対策の情報収集をおすすめします。

ベランダの照り返しについて、よくいただくご質問は?

ベランダまわりの暑さのご相談でよく出てくる質問をまとめました。効果に関する部分は、実例と試算の条件を添えてお答えしています。

照り返しの対策は、ベランダ側と窓側のどちらを先にすべきですか?
手軽さではベランダ側、根本の入り口対策では窓側という関係です。ベランダ側の工夫はすぐ始められますが、毎年の管理が続きます。窓の性能を変える対策は一度の工事で、夏の暑さと冬の寒さの両方に働きます。

ベランダに人工芝やパネルを敷けば解決しますか?
解決すると断定はできません。床面の素材で照り返しの感じ方が変わるとされますが、効き方は日当たりや素材の条件により異なります。敷物は劣化や飛散の管理も必要になるため、「試せる工夫のひとつ」と考えるのが確実です。

マンションのベランダでも対策できますか?
ベランダは共用部にあたる場合が多く、手すりや外壁への固定は管理規約の確認が先です。外側に付けられない場合でも、窓ガラス側の対策(内窓は室内側の工事)は検討できます。

照り返し対策の窓工事に、補助金は使えますか?
窓の断熱改修であれば、先進的窓リノベ2026事業の対象になり得ます。2026年8月21日時点で受付中、交付申請は遅くとも2026年12月31日まで、予算上限到達で早期終了します(同日時点の予算執行は18%・概算値)。対象は性能要件を満たす製品を使った既存住宅の窓工事で、上限は1戸100万円です。

自宅の窓の弱点は、どうすれば分かりますか?

7つの質問に答えるだけの窓診断で、自宅の窓の弱点の当たりを付けられます。個人情報の入力はなく、その場で結果が分かります。

照り返しは、ベランダという「外」で起きて、窓という「入り口」から入ってくる暑さです。外側の工夫と入り口の性能、両方の選択肢を知ったうえで、自宅の窓がどのタイプかを確かめるところから始めてみてください。冷房費の面から考えたい方は冷房費シミュレーションも利用できます。いずれも無料で、しつこい営業連絡はいたしません。

7問でわかる、我が家の窓の弱点診断

窓の向き・ガラスの種類などを選ぶだけで、暑さの入り口になりやすい窓の条件を自己診断できます。

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