和室の結露対策5選|畳・障子・押入れをカビから守る方法 | コラム(断熱リフォームの​豆知識)|補助金活用でお得に! | 堺市・大阪狭山市の窓断熱リフォーム専門店マドエコ

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和室の結露対策5選|畳・障子・押入れをカビから守る方法

結露した窓を確認する女性と、結露対策後の和室でくつろぐ女性を比較した、畳や障子をカビから守るイメージ

畳の縁がうっすら黒い。障子の桟にカビの点々。押入れの布団が湿っぽい。和室の結露被害は、フローリングの部屋より「気づいたら進んでいた」になりやすい特徴があります。

畳・障子・砂壁という湿気を吸う素材に囲まれた和室ならではの対策を、大阪の窓断熱リフォーム専門店マドエコが5つに整理して解説します。

作成者 今井 淳雄(株式会社CRAFTED JAPAN 代表取締役・窓断熱リフォーム専門店マドエコ) プロフィール

作成日 2026年8月29日 最終更新日 2026年8月29日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約5分

なぜ和室は、結露の被害が出やすいのですか?

畳・障子紙・砂壁・木部といった自然素材が湿気を吸い込み、抱え込むからです。窓の結露そのものは他の部屋と同じでも、和室では水分が素材に蓄積されてカビへ進みやすくなります。

フローリングの部屋なら窓の結露は「拭けば終わり」ですが、和室では素材が水分の受け皿になります。畳は吸放湿を繰り返す素材ですし、障子紙は窓とセットで冷気と湿気にさらされ、砂壁は一度湿るとなかなか乾きません。つまり和室の結露対策は、窓の水滴だけでなく「素材に湿気を溜めさせない」ことまで含めて考える必要があります。

洋室では窓の水滴で被害が止まりやすいのに対し和室では素材が湿気を蓄えてカビに進みやすいことを対比した図 図1 洋室と和室の結露被害の違い 洋室(フローリング) 和室 結露は窓とサッシに集中 拭き取れば被害が止まりやすい 素材が水分を溜めにくい 畳・障子・砂壁が湿気を吸う 拭いても素材内に水分が残る 押入れの布団も湿気の受け皿に 和室は「拭く」だけでは湿気の蓄積が止まらないことがある、という違いです。 被害の出方は間取り・使い方により異なります。 出典:マドエコ(2026年8月時点の整理)

和室の結露対策は、何から始めればよいですか?

「換気で湿気を出す・畳と押入れを乾かす・窓の冷えを断つ」の3方向に対応した5つの手順があります。道具はほとんど不要で、週末の習慣にできるものが中心です。

01朝の換気を対角線で。窓と襖・ドアを開けて通り道をつくり、寝ている間の湿気を5〜10分で出す

02窓の結露はスクイージーで回収。障子がある窓は障子を開けてから、桟の水気も押さえ拭き

03押入れはすのこ+収納8割。布団は起きて1〜2時間置いてからしまう

04年に2回、畳の風通し。家具の少ない時期に畳の縁を持ち上げ、下に空気を通して乾かす

05温湿度計を和室に置く。部屋との湿度差や対策の効き目が数字で見えると続けやすくなります

湿気を出す、素材を乾かす、冷えを断つという3方向の対策を示す図 図2 和室の湿気対策の考え方 STEP 1 湿気を出す 換気で水蒸気の 在庫を減らす STEP 2 素材を乾かす 畳・押入れ・障子の 水分をリセット STEP 3 冷えを断つ 結露の発生源 (窓)に対策 1と2は今日からできる運用、3は根本側の対策です。 出典:マドエコ(2026年8月時点の整理)

畳のカビ取りは、水拭きではなく固く絞った布か乾拭き+消毒用エタノールが基本です。水分を足すとかえって悪化します。障子紙の張り替え時期に桟の黒ずみを見つけたら、窓側の結露が障子の裏で進んでいるサインと考えてください。

窓の冷え対策は、和室でどこまで効きますか?

和室の湿気の主な供給源が窓の結露なら、内窓で発生源を抑えるのが根本策になります。堺市北区の事例では和室の障子を撤去して内窓を設置し、寒さと視線の両方に対応しました。

この事例では「外からの視線が気になるようになってしまうのでは」という懸念に対し、光を通しながら視線をやわらげる型板ガラスを採用。透明ガラスと同価格帯で選べる仕様です。工事全体では総額108.3万円・補助金44.6万円(先進的窓リノベ2026事業)・実質負担63.7万円で、家全体の窓に内窓を設置しています。金額は工事範囲と窓の仕様で変わる事例の実績値です。和室1室だけの工事も可能で、国の補助金の対象になる場合があります(補助金は予算の範囲での制度で、受給を保証するものではありません)。障子と内窓の組み合わせ方は障子付き窓に内窓を付けたい方へのFAQ記事で、制度の詳細は先進的窓リノベ2026事業の公式サイトでご確認ください。

住宅の開口部から出入りする熱の割合が大きいことを示す横棒グラフ 図3 冷房時に室内へ入る熱の内訳(モデル試算) 窓など開口部から 約73% 壁・屋根・床など その他 窓は熱の出入りの最大経路。冬は窓が冷え、和室の素材に湿気を送り込む結露の舞台になります。 低断熱住宅のモデル試算(冷房時)。住宅の条件により異なります。 出典:日本サッシ協会 2025

出典:事例・金額・お客様の懸念は堺市北区の施工事例より(2026年8月確認・原文引用)。「約73%」は日本サッシ協会2025のモデル試算。

我が家の和室は、どの段階ですか?

素材への蓄積が始まっているかどうかで、必要な対策の強さが変わります。6項目で今の段階を確かめてみてください。

和室の湿気・結露進行度セルフチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個被害はまだ表面化していません。朝の換気と押入れの基本(すのこ・8割収納)で予防できる段階です。
2〜3個素材への蓄積が始まっているサインです。5つの手順を回しつつ、窓ガラスの仕様(1枚か2枚か)を確認する段階です。
4〜6個窓の冷え対策まで含めた検討をおすすめする状態です。畳・障子の手入れだけでは、来年も同じ症状が繰り返される可能性が高いといえます。

和室の結露について、よくいただくご質問は?

畳・障子・砂壁という和室ならではの素材に関するご質問をまとめました。素材の状態によって答えが変わる部分は、その旨を添えています。

畳の上に除湿シートを敷いてもよいですか?
敷けますが、敷きっぱなしは禁物です。畳自体が呼吸するように吸放湿する素材のため、上を長期間ふさぐと湿気の逃げ場がなくなります。定期的に上げて畳面を乾かしてください。

障子紙は結露対策になりますか?
障子紙には吸放湿性がありますが、窓ガラスの冷えという結露の原因を変えるものではありません。障子の内側の窓が単板ガラスなら、結露は障子の裏で進みます。障子と窓の関係は別の記事で詳しく解説しています。

和室の結露対策で内窓を付けると、見た目が洋風になりませんか?
和室向けの納まりがあります。堺市北区の事例では障子を撤去して内窓を設置し、外からの視線対策として光を通しつつ視線をやわらげる型板ガラスを採用しました。透明ガラスと同価格帯で選べる仕様です。

砂壁のカビはどうすればよいですか?
砂壁は水拭きができないため、表面のカビは乾いた状態での除去が基本になり、広範囲なら左官・内装の専門対応が必要です。まず湿気の供給源(結露・換気)を減らし、これ以上広げないことを優先してください。

賃貸の和室でもできる対策はありますか?
換気・畳上げ・押入れのすのこ・湿度管理は賃貸でもできます。内窓の設置は建物所有者の許可が必要なため、大家さん・管理会社にご相談ください。

和室の窓の弱点を、確かめるには?

障子を開けて、窓ガラスが1枚か2枚かをまず見てください。そのうえで、窓まわりの弱点は7つの質問に答えるだけの診断で傾向をつかめます。

7問でわかる、我が家の窓の弱点診断

夏の暑さ向けの診断ですが、窓の断熱性能という結露と共通の原因を確かめられます。個人情報の入力は不要です。

7問の窓診断を試してみる

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